【第2回】100年以上の歴史ある古民家をリノベーション! ~中編~
今回は、工事中の様子をご紹介いたします。
前回ご紹介したT様邸のリノベーション工事
【施工後予想図】
【Point】生活圏の中に、お風呂、洗面、トイレ、キッチンを使いやすい動線で配置。
■トイレはご年配のご家族への配慮で、両側の部屋から使えるように、入口を2つにしました。
■キッチンは対面式で、背面スペースに収納を配置。横長のスペースを生かしてアイランドキッチンのような動線を目指しました。
■水廻り機器は最新のものに全て入れ替わる予定
■冬の寒さ、すきま風対策として、断熱施工、断熱サッシは最新のものをご提案
どのような工事になったのでしょうか?
【解体】
まずはお家の解体からです。
壁・床を撤去していきます。
さすが歴史のある建物、土台を支える束石に年期を感じられます。
大引きに白蟻の被害が見られました。
床組を変えるリフォームの場合は、一度剥がして、痛んでいる部分を差し替え・補修していきます。
普段見えない部分ですので、長年湿気に晒されて、木部が傷んでいることはよくあることです。
三協住宅サービスでは、この工程を重視して、事前にしっかり調査します。
これが、「やってよかった」につながる大事な工程だと考えます。
かなり古い建物でしたので、壁、天井も一度落として、再度組みなおし。
今回は、天井下の桁の部分にも腐食が見られたため、全てやりかえました。
断熱材をしっかり入れて、寒さ対策も万全です。
壁を組んだらまずサッシを入れていきます。(防犯対策のため)
サッシは樹脂製ペアガラスで、断熱性が高く、結露もしにくいモデルです。
天井にもしっかり断熱材を入れていきます。この上から石膏ボードを貼っていきます。
【水道工事】
床を落とした状態から、まずは水とお湯の配管をしていきます。
新しい水廻りの位置に合わせて、配管をしなおします。
昔の水道管は鉄製だったりで錆ていることも多いので、今回は全て撤去・新設しています。
(錆びているものは、そこから破裂をおこして水漏れの原因になることも多いです)
【外周り】
外周りの外壁には、サイディングを貼っていく予定ですので、まず針葉樹合板で下地を貼って、その下に防水透湿シートを貼っていきます。
防水透湿シートで全て覆いました。
この上からサイディングを貼っていきます。(仕上がりが楽しみですね)
屋根瓦は、雨漏りしている箇所があったため、いろいろ原因を探った結果、屋根の下地である野地板の劣化が見えたので、すべてやり替えました。
それに伴い、屋根瓦を部分的に葺き替えをしています。
【内装下地】
壁、天井の下地が終わったら、この上に石膏ボードを貼っていきます。
これがクロスを貼る前の状態ですね。建具(ドア)もこの時点で取付けていきます。
【水廻り設備取付】
内装がある程度組み上がったら、設備機器の取付と、水道電気の繋ぎ込みです。
ここまできたらあと一息!
ユニットバスはTOTOのサザナを採用。
ほっからり床が人気のシリーズです。
キッチンはタカラのレミューを対面式で設置。ホーロー製で高級感のある人気のシリーズです。
だいぶ形が見えてきましたね。
トイレ取り付け前。トイレの入り口は引き戸で入りやすいようにしています。
ここまでくると、あとはクロスを施工して出来上がり。
ここからの仕上がりは、
【第3回】100年以上の歴史ある古民家をリノベーション! ~後編~
でしっかりご紹介していきます! 乞うご期待!
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